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本年度赴任してまいりました所長の内山和好です。どうぞよろしくお願いします。
4月に配属以来1ヶ月が過ぎようとしています。島田土木事務所は初めての勤務となりますので、すべてが勉強の毎日です。
昨年までの5年間は交通基盤部長室(いわゆる部長部屋)におりまして、交通基盤部長が国からの派遣ではなく、県職員からの生え抜きとなった長島部長、野知部長、村松部長、昨年の鈴木部長と4人の部長と仕事をともにしてきました。
知事からもプロパーの部長にして良かった。交通基盤部は良くなったと評価されております。
私たちのふるさとである「ふじのくに」の経済活動など、すべてを下支えする社会基盤整備にさらに自信を持って取り組んでまいりたいと思います。
そういったことから、懸案事項や議会答弁などの対応で島田土木の課題なども一部理解しておりますが、県庁において大所高所から望むのとは違って、より県民に近い立場で皆さんの声を聞きながら、よりよい地域づくりに一層取り組んでまいりたいと思っております。
職員一同団結して、それぞれの立場と役割をしっかり果たしながら、この一年仕事に精進していきましょう。
また、「後生畏るべし」との言葉通りに、無限の可能性を秘めた若者たちが、今年も6名の新規職員が採用されました。
島田土木事務所に新しい風を吹き込んでもらえるものと大変に期待しております。皆さんよろしくお願いします。
私自身は、昨年度まで交通基盤部理事(交通ネットワーク・新幹線新駅担当)ということで、富士山静岡空港と直結した新幹線新駅を実現させるためのプロジェクトを任されておりました。JR東海さんは、現在の高密度の列車運行では、中間駅の設置は列車ダイヤ構成上問題が生じるとして、否定的な見解でありますが、リニア開通を見据え、県が独自に出来ることについての検討を進めてきました。
この仕事を通して感じることは、相手があり調整が大変な業務であるがゆえに、よく公務員が陥る悪い癖である「できない理由」を探して主張したり、仕事に対して不平不満を抱いたりすることなく、「出来ること・なさねばならないこと」を着実に進めることが大事であると感じます。
今でも本当に出来るのかと案じてくださる人も多いですが、今年度も県庁の担当理事等で頑張ってくれると思いますが、私も交通基盤部理事(空港関連整備担当)兼島田土木事務所長として、海外から静岡県への玄関口となっている将来性豊かなこの地域の更なる発展のために力を尽くしてまいりたいと思います。
仕事や人生について思うこと
過去(自分の経験)に生きるのではなく。常に未来(未だ来たらず)志向でいきたい。たかが数年から数十年の経験がすべてを決定づける訳ではない。今、与えられた仕事・立場・使命をしっかり果たすことで、思いもよらなかった結果、セレンディピティ(予期せぬ事態の中から、探していたものとは別の宝を掘り当てる)が生まれると信じています。
運営権を「三菱地所・東急電鉄」に優先交渉権
平成30年4月27日
島田土木事務所長 内山 和好